Past diary 14

  

2003.3.31(Mon)

劣化ウラン弾って何なのかよく知らなかったのですが、
放射能汚染の原因になるかも、っていう点では核兵器とも言えるものなんですね。
今のところは国際法の範囲内の通常兵器ということになっているようですが。

学生のときに、ちょっとだけ放射線関係の勉強をしたことがあります。
いろんな研究結果があって、一概に放射線が悪だとは言えないのも事実だけど、
(普通に生活していても天然の放射線被爆は受けているわけだし)
だからって放射能をばらまいて良いという理屈にはなりません。

JCOの臨界事故の時も強く思ったことだけど、
生き物への影響を考えると、無用な被爆は絶対にあってはいけないことです。
放射能が拡散してしまうと、今の科学技術では取り返しが効きません。
もちろん放射線によってダメージを受けた体も、元には戻せません。
使うからには、とにかく「ばらまかない」ことを最優先させるのが常識で、
それは、ちょっと専門知識をかじっただけの私でさえもわかること。
戦争でばらまく非常識も、被爆してしまうようないい加減な管理も、
絶対に絶対に許されてはいけないことだと信じています。

あの国は、10年以上も前から劣化ウランの危険性を把握しているはずなのに、
なぜ「安全」なんて言い切ってそれを使うことを正当化するのだろう。
人を傷つける道具に「安全」などあるはずもないのに。

2003.3.30(Sun)

「タミさんのパン焼き器」シリーズ第2弾。
今日は商品についてきたレシピを参考にしながら、
バナナとくるみのケーキにチャレンジです。
しっとりと甘さ控えめながらもリッチな味わいで、
焼き立てを夫と二人でもりもり食べてしまいました。

結婚してからも、家にある電気オーブンで
何度かパンやケーキを焼いたりはしましたが、
実家にあったガスオーブンと比べると、
なんというか、パワー不足な感じがして不満でした。
20〜30分でいつものガスコンロで焼き上がるというのは、
なかなか便利で良いです。

安全な食べ物のために手作りを、みたいな話になると、
ちょっと暑苦しいかなあ、という気がするのですが、
カスタムメイドの楽しさ、作る過程の楽しさは手作りならでは。
来週はパンを焼いてみます。楽しみ〜。

2003.3.29(Sat)

「タミさんのパン焼き器」という南部鉄製のお鍋が届きました。
コンロの直火でパンやケーキが焼ける、という無水鍋のような形のお鍋です。
南部鉄なので、どっしりと重くて頼もしい質感で、いい感じ。
早速、油慣らしを兼ねて新ジャガイモを皮ごと焼いてみました。
商品についてきたパンのレシピなどを見ると、
オーブンの半分くらいの時間で仕上げられるようなので、
ガスコンロで30分ほど弱火で加熱。
本当に久しぶりにいただくベークドポテトは泣けるほど美味でした。
時間短縮の為に茹でたりレンジにかけたりしちゃ、この味は出ない。
ほんのりと自然な甘味と絶妙な水分バランスのほくほく感。
オーブンよりはるかに燃費がよくて経済的だし、
何より火にかけるだけでできてしまう手軽さも素敵。
これは、本当に良いものを手に入れました。

***

話題は全然違うのですが、今日は嫌な発見が一つありました。
パクリ満載と評判の「リターナー」をレンタルしてきて、
大笑いするつもりで観ていたのに、
不覚にも後半、宇宙人が死にそうになる場面で涙ぐんでしまったのです。
もともと動物がとっても好きで、動物が健気だったり痛そうだったりする映像には
ことごとく泣かされる私ではありますが、
(先週の「どうぶつ奇想天外」でもやられました)
まさか弱った宇宙人で泣くとは。
考察するに「言葉が通じない生き物」に弱いってことのようです。とほほ。

ちなみに「リターナー」自体は笑わす映画でも泣かす映画でもありません。
SFアクション大作というところですが、主演は金城武(笑)。
「スピード」や「マトリックス」のキアヌ・リーブスを連想させ、
そういう意味では泣けてくる映画ではあります。
個人的には金城武もキアヌ・リーブスも大好きなのですが、
少なくともキレイ系の男性がアクションをやるのは間違ってます。
いや、キレイ系でもアクションが似合う方もいることはいるのか。真田広之とか。

2003.3.26(Tue)

友人のサイトがウィルスに感染したらしいです。怖いなあ。
被害を広げないように速攻でWebから削除したそうですが。

私はメインPCがMacなのでウィルスとは縁がないのですが、
Win向けのウィルス定義ファイルは本当に頻繁に更新されていますね。
ウィルス対策ソフトもさることながら、WinユーザーはIEやOutlookを使わない、
Java、ActiveX、ファイルダウンロードの類は警告表示させるか
思い切って無効にしてしまう、っていう基本対策はやっぱり大事だと思います。

そんなこんなで、PCを新規購入する人には、私はMacをお勧めしています。
Microsoft社のMac版ソフトウェアを使えば使い勝手は変わらないし、
OSがMacというだけでウィルス被害が9割以上回避できてしまいます。
でも、こういう簡単で単純なことはどこにも書かれていなかったりします。

2003.3.24(Mon)

「ボウリング・フォー・コロンバイン」が長編ドキュメンタリー部門で
アカデミー賞を取りました。
この御時世に、戦争大国としての米国への警鐘を含んだ作品が
一定の評価を受けるということにアメリカのバランスを感じるような。
バランス(民主主義と置き換えても良いけど)があるから正義だとは
必ずしも言えないわけですが。

2003.3.23(Sun)

今朝、買い物に出かけようとしていた時に、
「もう結婚3年目なんだねえ」と急に夫に言われて愕然。
そう、結婚記念日が何事もなく過ぎていたのをすっかり忘れていたのです。
もともと記念日や行事に対するありがたみがとても薄い二人なので、
お互い、全然気にならない(というか、忘れていたのはお互い様だし、
忘れていたことを相手に責められなかったのでどっちも安堵している)ので、
とりあえず何も問題はないわけですが、
この調子で子どもの誕生日まで忘れそうな気がしてちょっと怖い。
それだけは無いようにしなきゃなあ。

そういえば今年の2月14日も、当日にその日を意識しなかったばっかりに、
意図せず予期せずで慌てた件が2件もあったのでした。

1件は家で。
私は、夫も同意の上で敢えて何も準備しなかったのですが、
なぜか母(行事好き)が夫に義理チョコをくれて、
それを知った私は慌ててコンビニに(もうコンビニしか開いていない時間だった)。
合意の上だから慌てる必然性もなかったわけだけど、
義母からもらって嫁からもらえないというのも、なんかねえ。

更に情けなかったのは、会社でのこと。
この1月から3月にかけて、ある仕事のチーム(私と男性2人)を組んでいたのですが、
仕事上の問題があって3人揃ってストレスをためていたんですね、2月中旬。
その週の前半に横浜に行く用事があったチーム責任者の私は、
「ま、いろいろあるけど頑張ろうぜ」くらいの軽い気持ちで
スタッフへのお土産(ミニ月餅とジャスミン茶のティーバッグ)を買ったのですが、
忙しくてすぐには渡せず、よりにもよって2月14日に渡してしまったために、
3月14日にばっちり二人からお返しが戻ってきてしまったのでした。
お返しは単純に嬉しかったけど、激励のつもりが負担になっちゃって申し訳ないったら。
やはり、スタンスはともかくも、日程ぐらいは押さえておくべきですね。
という教訓が未だにまったく生きていないわけですが。とほほ。

2003.3.18(Tue)

某国は何を考えているのやら。
私は、戦争自体に全面的に反対するつもりでもないけども、
(その手段でしか解決できないこともあるのかもしれないし。
私の貧弱な想像力では思いつかないけど)
回避できるものならばしておくに越したことはないし、
少なくとも今回の件は「戦争」の必然性が薄いような。

国際情勢に全然詳しくない上に、卑近な例であれなんだけど、
本当に常日頃から私が考えていること。
戦争で物が不足したら、欲しくても物が買えなくなったら、
キャットフードしか食べないネコはとても困るだろうし、
紙おむつ派の赤ちゃんも非常に困るだろうなあ、と。
自力で何とかできて我慢や妥協ができる者ならまだしも、
なんともできない、何かを伝えることさえもできない立場の者に
この事態をいったい何と説明すれば良いのだろう?
そうして、わけもわからず不快な思いをさせられたり、
最悪、傷ついたり命を落としたりしていく理不尽は、
仕返しをしたからって取り返せるものでもあるまいに。

例えば、別の某国で寒さや飢えに苦しんでいる彼らについても、
私は同じ理由で同じことを思い、同じように説明に困ってしまう。
ほんの一握りの人間が考えを変えるだけで、多くの人が生きやすくなるのに。
そんな犠牲を強いてまで貫きたいものは、何なのだろうか?
その気持ちは、どんなに問い詰めても多分私は納得できないだろうな。
それとも、これはヒトという種が生きるための習性なんだろうか?
盛りのついたネコが傷つけあうように。
傷つきながら川を遡り息絶える直前にしか産卵できないサケのように。

2003.3.17(Mon)

相変わらず忙しいです。体はとっても元気なんですけど。

おろしレンコンに鶏ひき肉や根菜を混ぜて揚げる、さつま揚げ風のお料理に凝っています。
料理のバリエーションは意識しないとなかなか広がらないのですが、
これは最近覚えたお料理の中ではヒットです。
ところで、このお料理レシピを配布していた某所の掲示板には
堂々と「磁場産野菜をたっぷり使ったヘルシーメニュー」というコピーが。
単なる誤植ではあるわけですが、すごい未来を感じるネーミングです。

2003.3.16(Sun)

このところ、私が洗濯をする日は(つまり週末)
ずっと雨降りっていう気がします。
今日も雨降りで微妙に寒かったです。

先日、東京に出た時に買ったトウガラシせんべいを賞味。
半端じゃない辛さに思わず涙ぐむほどでした。
辛いものは割と平気な方なのですが、これは本当にすごかった。
東京駅の八重洲地下街の「喜八堂」というお店です。

2003.3.15(Sat)

タティングサークルに参加してきました。
実際に手を動かしている姿を見せてもらったり、
相談したりするのはとっても勉強になります。
パッチワーク用の糸切りリングのことも参考になりました。
以前にRose Groundの通販で糸切りペンダントがあるのは知っていたのですが、
クロバー製品なのに日本では見たことがないので輸出用かと思っていました。
ちゃんと日本でも売られているんですね。
クロバーのサイトにも紹介されていました。

ところで、今日は朝から所用でどたばたしていたのですが、
この1週間くらいの残業疲れでか、思わず夫に当たったりして反省。
CLIEにつけてたフタゴムシストラップのフタゴムシ部分だけを紛失したのが
なんだか象徴的だなあ、と思ったり。
やはり夫は大事にしなきゃいけません。

フタゴムシの説明はまた今度。

2003.3.12(Wed)

ポリエステル糸で作ってたモチーフつなぎ(ドイリー4)、
糸が無くなったら終わりにしようと思ってたのに、
中途半端なところで糸がなくなりそうです。
使いやすい糸ではないので、買い足しは避けたかったのですが、
お裁縫にも使えるし、という言い訳でやむなく買うことになりそうです。
糸の量はきちんと考えておかないとダメですねえ。

2003.3.11(Tue)

使い捨てカイロで低温やけどしてしまいました。
ちゃんと下着の上からあててたんだけど、
寝るときに使ったのが良くなかったみたい。
こういうのってバカにしちゃいけないですね。
今度から気をつけなきゃ。

2003.3.10(Mon)

コロンの糸は柔らかくてなかなか使い勝手が良いです。
色がいまいちなのとなかなか売っている店がないのが難点かも。

2003.3.9(Sun)

いくつかのドイリー画像を復帰と新作アップしました。

今日は近くの蕎麦屋に初めて行ったのですが、
夫も私も好みのエッジの立った田舎蕎麦を出す店で、
あまごと山菜の天ぷらも、つゆより塩が合う素朴ながらも上品な味わい。
古い家をそのまま生かしていて、靴を脱いで上がるんですよ。
田舎に帰ったようにくつろげました。
至福の一時だったなあ。また行こうっと。

2003.3.8(Sat)

微妙テイスト続編。
ゴーヤチャンプルーというポテトチップスを買いましたが、
中途半端なカツオダシの味で、美味しいとは言えないシロモノ。
「ぼのぼの」の「ダムダム草」のように、
「あんまりまずいので確認したくてつい手がのびる」という
複雑さも持ち合わせています。やるなあ、S&B。

2003.3.7(Fri)

東京に日帰り出張でした。
思いのほか楽しく勉強になって、専門職で良かった、と実感。
会社なので仕方がないことだけど、
専門職なのに専門以外の雑務があまりにも多くて、
このところちょっと疲れ気味だったりしていたので、
本当に良いリフレッシュになりました。
雑務も嫌いではないんだけどね。
お給料をもらうってことは、なんでも引き受けることだと思うし、
一つの事だけだと飽きるのも事実なので。

それにしても都会は食べ物の誘惑が多すぎます。
買う予定はなかったけど、美味しそうなおせんべいを買ってしまいました。
それから、しばらく来れないかな、と思って越前屋にも行きました。
コロンのレース糸の70番を少々買いました。

2003.3.6(Thu)

今さら会社でインフルエンザが流行っているらしいです。気をつけなきゃ。

寒い季節は飼っているネコと一緒に寝ています。
腕枕は少々疲れますが、お互い温かくて快適だし、
朝になると律儀の起こしてくれるのも便利です。
問題は夜中。
夜中に一度は起きて、ごはんを食べてトイレに行っている様子なのですが、
戻ってくるとき「腕枕してくれ」としつこくせがむんですね。
だまって肩や首のあたりをこりこりと引っ掻いて。
(そしてパジャマに穴が開く)

いつもは無意識に布団入り口を開けてやったりしているらしいのですが、
最近はそれで目が醒めてしまうこともあったり。
もちろん、子どもが産まれたら夜中に頻繁に起きなきゃいけないので、
こういうのは単なる贅沢、ってやつなのですが。

2003.3.5(Wed)

会社の食事があまりにも高カロリーなものばかりなので、
選択肢がないときの昼食は持参することにしました。
お弁当作りって頭使うけど楽しいです。
前の日に準備しておけば手間もたいしたことないし。

結婚するまでは、私は全然家庭向きじゃないから、
外で働いて家事は誰かにお任せ、というスタイルが一番だと思っていました。
特に料理は、10年も一人暮らししててまともに作ったことは数えるほど。
結婚してみたら一応それなりに作れる上に、
よほど体調が悪いときでもない限り、料理自体が楽しい、って思うことが多くて
我ながら驚いたり呆れたり(一人暮らしの時もちゃんとやれば良かったのに)。

もっとも、平日の夕食は夫任せ、という気楽さもあるんだとは思います。
全部の食事を私が作るとなったら、すぐ飽きちゃうんだろうなあ。

2003.3.3(Mon)

変わったものや珍しいものが大好きなので、
初めて見るものはついついお試しをしてしまいます。
という行動原理で先日買った「バジルチョコレート」。
センター部分にオリーブオイルとバジルが、という説明で、
どう考えても味の想像ができなかったのですが、
なんのことはない、本当にチョコレートとバジルが混ざった味でした。
美味しくもないんだけど、食べられないほどの不味さではない、
焼き芋ドリンクに匹敵する微妙テイストです。
で、こういう味が一番心に残ったりするんですね。

2003.3.2(Sun)

新幹線運転手が居眠り運転していた事件ですが、
「睡眠時無呼吸症候群」の疑いはともかくも、
運転手が肥満だったことまでニュースで暴露しなくてもいいのに。
肥満がこの症状のリスクファクターであることは事実だけど、
報道と一緒くたというのはなんとも違和感があります。

2003.3.1(Sat)

「ボウリング・フォー・コロンバイン Bowling for Columbine」を観ました。
1999年4月20日、コロンバイン高校で起きた生徒による銃乱射事件を軸に
アメリカの銃問題を考察するドキュメンタリーということで、
あまり興味もないし、夫が観ているのをゲームをやりながら
なんとなく目の端で観ていただけなのですが、
心にずっしりとしたものが残る作品でした。

社会学や犯罪学にはまったく造詣が深くない私ですが、
この作品は学術的にも質が高くクリアな考察で、
アメリカ史上絶えることのなかった病に鋭く迫っていると感じます。
英語が平易で聞き取りやすいのも良い感じだし、
理論構成に無理がなくて、ネイティブスピーカーにとっても理解しやすいと思います。

後半、病んだ社会を市民レベルで変える可能性を提示していたあたりは、
ポジティブで論理的なアメリカの良いところが示されています。
他国の問題に頭を煩わせる余裕があるほど
日本がちゃんとした国だとは全然思っていないのですが、
ドキュメンタリーが好きな方にはお勧め。
映像の質や構成もテンポが良くて、映画自体の出来も優れています。

  



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