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5月・前半
5/1 てるみ 夢つかむ先ずは一歩と記事を読む
イチロー 帰省子の 待つ春の宵 駅舎前
イチロー もったいない 今じゃ聞けない 私語となり
イチロー あいまいに すれば誤解が 強くなり
イチロー 念力が 及ばないのか 宝くじ
イチロー 希望の子 親離れして 憎くなり
博苦 総白痴老若男女餓鬼までも
てるみ 法案の裏が読めづにほぞを噛む
クロちゃん リハビリにゴールデンウィーク休みなし
てるみ 連休で曜日がわからなくなっちゃう
5/2 クロちゃん リハビリも八十八夜で汗にじむ
てるみ 寝不足でお釣り間違え汗をかく
ゆうこ 数珠繋ぎ トンチン句会の 熟女連
5/3 ともちゃん 子供の日 元気良いのは 鯉ばかり
ゆうこ ちまちまと 申し訳なさそに こいのぼり
かみ 鯉のぼりたてなくなって早2年
かみ こいのぼり程良き風を待ちて上ぐ
博苦 小さけど願いは天に泳ぐ鯉
クロちゃん 連休の恒例になりし網戸入れ
ゆうこ 網戸いれ はずさないから 虫つかず
5/4 ゆうこ 一粒に恥じらいつつみ春うらら
ゆうこ ほどけてる しゅらしゅしゅしゅ はるごころ
てるみ 春過ぎて胸元ほどける開放感
ゆうこ 花のあと虫くい景色春の空
博苦 虫食いの花を透かして春の空
てるみ 春の虫花に穴あけ空を見る
クロちゃん ベランダに白鮮やかな鉄線花
hissy(利舟) 風景を二つに割って燕飛ぶ
hissy(利舟) 五月雨の重さ耐えかね散るバラか
5/5 ばにらあいす 花いじる男(ひと)の手 妙に悩ましく
クロちゃん マンションの高い窓からこいのぼり
古苑 風を受け団体さんでこいのぼり
hissy(利舟) 笹の葉のかほり誘われちまき食べ
hissy(利舟) 信号待ち遊び疲れて寝る子らは
hissy(利舟) ハンドルを持ちてあくびの子供の日
古苑 疲れ果て泣きたくなるのは親の方
てるみ 柏餅最後の一つに手が二つ
5/6 古苑 虫達も昇る朝日に目を覚まし
古苑 汐の香もかもめの枕か波頭
古苑 花たちがみんなで咲いて春遅し
古苑 こぶし咲く北国の春は今盛り
古苑 羅漢様時法三味の行に入り
古苑 ヘルメット四つんばいにて洞行脚
てるみ 暗闇でヘルメット見て悲鳴上げ
hissy(利舟) 昨日なら夏とも言える気温かな
hissy(利舟) 朝散歩妻の歩みに合わせをり
hissy(利舟) 五月晴れきょうは妻のいうなりに
hissy(利舟) 日傘さす妻のお供の杜若
hissy(利舟) 廃寺から化粧の女現はるる
hissy(利舟) 筍を友に頂きめばる煮る
極楽とんぼ 傘の内 ぶよも一緒に お散歩よ
クロちゃん 子供の日兜被せて孫祝う
てるみ 我家では昔話になりにけり
5/7 gon 五月雨に羽を寄せ合う鳩の群れ
古苑 五月雨に顔を洗って梅の実が
てるみ 五月雨が紗になり気になる傘の中
てるみ 気鬱なる五月の雨にやけ食いし
クロちゃん 五月雨に慌てて帰る元気な子
古苑 五月雨の中で声かけボールけり
てるみ 日本舞五月雨見て真似をする
てるみ 蛇の傘少し開いて歩き出す
5/8 イチロー 春の味 リレーして来る 台所
イチロー 七変化 肉の信用 ガタガタに
イチロー 秘書とは 叩けばゴミ出る 布団並
イチロー 老人会 古希の出番は 小間使い
イチロー 理髪店 茶髪の夫婦 忙しい
てるみ 人力車茶髪の車夫に時感じ
岡崎屋惣次郎 俥引き自分の白髪に歳感じ
クロちゃん 五月雨に洗われ緑やわらかに
てるみ 石畳五月の雨に清められ
5/9 ともちゃん レインボー 霞の中に 隠れてる
クロちゃん 新樹に公園狭く感じられ
てるみ ビルの間に高速道路と隅田川
博苦 夏浅し大樹に集う鳥の声
古苑 新緑の合い間合い間に夏の空
5/10 クロちゃん 五月雨にご機嫌斜め麻痺の足
てるみ 憎らしいや五月の雨に古い傷
5/11 マブ 鯉のぼり 風待つ間 汗ぬぐい
てるみ 美しさ秘めたつぼみに励まされ
イチロー 写真見て 我が物にする 横着者
pink カラー笑う ちょっと休めし 掃除の手
pink 微風あり 活けて香を聞く ラベンダー
古苑 小てまりがカンラカンラと身を揺すり
てるみ 南部対江戸風鈴の夏ライブ
クロちゃん 夏の夕暮れて老犬子と遊ぶ
古苑 植木鉢夏は彼らの安眠場
5/12 クロちゃん 仏前で親不孝わびる母の日に
博苦 黄泉で待つ母に笑顔のプレゼント
古苑 仏壇の写真の母にカーネーション
イチロー 黄泉に 心にもない 詫びを言い
てるみ 大海の広さにも勝つ母の愛
ゆうこ 母にの日に コロッケくれる 我が息子
5/13 hissy(利舟) 母の日のカーネーションが見舞花に
hissy(利舟) 手を握る弱き力の悲しさよ
てるみ なでつける髪の白さに年月を
てるみ いかにしていかに伝えん子の愛を
クロちゃん ベランダの花に優しく風薫る
てるみ 店帰り優しく風が頬を撫ぜ
五月前半句会兼日題は「夏浅し」「子供の日」です!
5/14 博苦 こいのぼり無事に育ての親心
博苦 夏浅し草木の香り深呼吸
博苦 子供の日田畑も青く染めにけり
イチロー 子供の日 親も楽しむ 遊園地
イチロー 子連れあり 集団見合いの 鯉のぼり
イチロー 夏浅し 花も虫をも ともに連れ
イチロー 目の保養 曲線美見る 初夏となり
古苑 青空の歓声の中子供の日
古苑 こいのぼり風をはらんで泳ぎきる
古苑 新緑に掛け合う声も夏浅し
古苑 鉄線花花の青さや夏浅し
クロちゃん 夏浅しベスト一枚持って出る
クロちゃん 五月晴れ歩行訓練軽やかに
てるみ 夏浅し軽く汗してパフたたく
てるみ 親いれば幾つになっても子どもの日
ゆうこ むかい風負けじと泳ぐこいのぼり
だるま君 子供の日 母胎の坊や 健やかに
だるま君 健やかに 生まれて霞む 春景色
だるま君 夏浅し 頬汗ぬぐう 風そよぐ
イチロー 黄砂食べ 元気に泳ぐ 鯉のぼり
NANA 宝物 無事に育てと 子供の日
NANA 幼子に 乳を含ませ 五月晴れ
ネック 夏浅し 五月の風に 身をさすり
ネック 子供の日 しゃんと背伸びの 花菖蒲
イチロー 老いて尚 盛んなるかや 色の道
極楽とんぼ 焦れども 言うこと聞かぬ おのれかな
てるみ 若者は意識せずとも色の道
クロちゃん 夏来たり庭の草木もまぶしそう
てるみ UVをカットしながら通勤時
古苑 木漏れ日に猫も眩しく目を細め
5/15 ゆうこ 朝ぼらけ天に向かって蓮の精
ゆうこ 合歓の森迷い込む夜の花灯り
てるみ はすの花仏陀の御姿美しく
イチロー 四月馬鹿 入選の夢 まま成らず
イチロー カラカラの 財布うらめし 休みあけ
イチロー 景勝地 ガイドの声も 大きくて
イチロー のみしらみ 知らぬ世代に 介護され
てるみ 美しき物に気を寄せ穏やかに
てるみ すさむ気に我が身励まし仕事する
クロちゃん リハビリの待合室も夏模様
古苑 電車待つ青空のもと風も待つ
てるみ 夏模様オーバーヒート我が体
ともちゃん 寂しさを 紛わそうと パソの前
博苦 走り梅雨眺めて結ぶネットの輪
てるみ 句の中に心の痛み見え隠れ

5月・後半
5/16 NANA 愛犬に 暖かな日差し 風かおる
NANA パソコンの 前に座りて 舟をこぐ
博苦 挨拶は耳を動かすばかりなり
てるみ お風呂はの声聞きすばやく身を隠す
古苑 鍵あける音で小屋から飛び出して
古苑 どうしてか医者に行く時だけわかり
クロちゃん 遅咲きのデンドロリウム窓飾る
5/17 博苦 また一人消え逝く芸の伝承者
イチロー 名は末代 国宝小さんの 名は残り
イチロー 鶏は共同募金の羽残す
ともちゃん 五月雨に 木々の緑が 生き返る
博苦 五月雨も自然の恵み良い天気
てるみ 草花に無いのか腰痛うらやまし
古苑 五月雨に命をもらって花ひとつ
fgf 背比べ 新芽スクスクと 育ちおり
fgf 五月雨に 助っ人頼み 草むしり
博苦 一升瓶抱えて夜を横に立ち
てるみ いらいらと頭の髪をかきむしり
クロちゃん 走り梅雨合間合間に雀たち
古苑 走り梅雨木々の緑も深呼吸
5/18 イチロー 未練なり 未だに迷う 春炬燵
クロちゃん 五月晴れ散歩仲間で花談義
5/19 ばにらあいす 暑いのか寒いか決めてよ風邪っぴき
古苑 風邪ッぴきはっきりしてよこの天気!
fgf 海上4メートルの風に泣く
fgf むかい風負けじと泳ぐこいのぼり
fgf 風とまりウォーターベッド心地よし
fgf ヨットだし体預けて風を待つ
クロちゃん 筑前煮筍の味このみなり
古苑 筍も顔を出したり五月晴れ
てるみ 三段重たけのこ入れて格を上げ
fgf 竹やぶに途方に暮れる庭掃除
fgf 七夕まで仲良くしてあげなさいよ
5/20 ともちゃん 五月晴れ 木々の緑も 輝いて
古苑 五月晴れひと雨毎に緑濃く
fgf 夕日落ち博苦おやすみよい坊や
クロちゃん 久々の休肝日に豆ご飯
古苑 豆ご飯たけのこご飯に筑前煮
てるみ 踏ん張ってしゃもじですくうお赤飯
5/21 利舟 米寿を病で迎ふる母想ふ
利舟 生きている証拠なりや爪伸びて
利舟 病室の外容赦なく初夏なり
利舟 にこりともせずも目と手で迎えおり
てるみ 横たわる母見て回る走馬灯
ネック ようやくの晴れの日に植木刈りに来ず
クロちゃん 夏に入り大きなおなか8ケ月
5/22 イチロー 背を伸ばし 世辞につられて 鏡見る
イチロー 出雲の神 ほどけない縁 結んでね
イチロー 慾と行く 山菜取りに 危険あり
イチロー 老夫婦 違う昔を 考えて
イチロー 茶パツの子 席をゆずって 見直され
クロちゃん 曇天の薄日差し込み風光る
てるみ 日差し見て干し物出したり取り込んだり
5/23 クロちゃん 待ちきれずアメリカンチェリーを堪能す
てるみ チェリー描きりんごに見られふくれ顔
ネック 本場もの 中国緑茶 飲みたいな
ネック 若葉君 おぎゃあ!と産まれし 大学家
古苑 青空にうぶ声高く孫だるま
だるま君 じいちゃんと呼ばれて返すばあちゃんや
だるま君 おじいちゃん呼ばれてうれし嫁の声
5/25 クロちゃん 日は高く時間忘れてオフ談義
てるみ オフ会やならば行くなと勘違い
古苑 聞き違い?話が迷路に迷い込み
博苦 楽しくてでも寂しくて恋しくて
てるみ もと彼の病を知りて我も病む
古苑 楽しさの裏側にある寂しさが
クロちゃん 窓開けて暑さをしのぐ薫る風
てるみ 久々の日差しの中をデートする
てるみ 路上での若者ライブリズム取り
てるみ 照れながら腕組銀座を散歩する
5/26 利舟 米寿を色と思うかモダン母
fgf 親大事まだ間に合うよ愛妻は
fgf 年食ってしみじみ思うは妻恋し
fgf 定年の悪餓鬼増えて困ったね
fgf 男性に定年来たり主夫かな
てるみ しかられて母の健在ありがたく
ゆうこ 蛍火にとらわれため息かさねをり
てるみ 何時からか御身大事の人だらけ
クロちゃん リハビリも力入って汗にじむ
博苦 下痢腹でトイレ入って汗にじむ
古苑 風さややお花畑を車椅子
ゆうこ 競い合うポピーむすめのそろい咲き
5/27 クロちゃん 夏めいてワールドカップすぐそこに
古苑 熱病よ早く過ぎてよ夏嵐
5/28 fgf 亡きあなた新茶のみのみ偲びけり
博苦 親父殿涅槃で待つと先に発ち
博苦 涅槃まで七日で渡る三の道
博苦 銭六枚忘れて乗れぬ渡し舟
博苦 厭離穢土欣求浄土で天下取り
fgf とばすなよ若葉マークのお兄さん
fgf 若葉伸びごめんなさいと剪定す
fgf 五月雨やスクスク若葉育ちおり
博苦 少しでも食べると横に育つ歳
ゆうこ ほろ酔いでグラス覗けば梅雨の月
博苦 薄雲に隠れ恥じらう梅雨の月
博苦 叢雲に隠れて忍ぶ涙月
クロちゃん 還暦も無事過ぎ行き風薫る
古苑 平凡がいち番だよと赤烏帽子
5/29 イチロー 幸せは 今日も飲めるよ 健康酒
イチロー 信じても 頭をよぎる 処方箋
イチロー 自分史の 嘘を知ってる 背後霊
イチロー 車椅子 連休プランは 地図の上
イチロー 聞きなれぬ 奥さんと呼ばれ 肩が凝り
てるみ 各歳の女(ひと)見て思ういかんせん
てるみ 問い掛けて我が衿正す年になり
クロちゃん 街中の花から花へアゲハチョウ
てるみ 夜の街さまよい歩くアハゲ蝶
博苦 ネオン街店から店へハゲ課長
5月後半句会兼日題は「新茶」「若葉」です!
5/30 博苦 二人して若葉眺めて野天風呂
博苦 宿の朝新茶に勝るものは無し
イチロー 初売りの 宣伝ながらの 野点あり
イチロー 新茶上げ 尚有り難き 般若経
イチロー 新茶なり 恩着せながら お茶を出し
イチロー 高原に 絵心そそる 若葉あり
イチロー 山並みの 色を替えたる 若葉なり
イチロー 過疎の村 懐かし煙草 わかば有り
古苑 若葉越し見上げる空は夏色に
古苑 亡き祖父に新茶振るまい影しのぶ
古苑 あさぼらけ新茶のかほり宿の朝
てるみ 免許取り若葉のままで30年
てるみ 新茶とかお茶の香りがわかるとき
ゆうこ 幸便に託す新茶と一筆箋
ゆうこ 決めぜりふ若葉眺めてプロポーズ
クロちゃん 新茶でいただく和菓子上品に
クロちゃん 公園の若葉でつくる日陰かな
利舟 若葉摘み茶菓をのせて庵春
利舟 陽射して山ふんわりと若葉なり
利舟 川根より届きし包みもどかしく
利舟 和三盆甘さ超えたる新茶かな
NANA 若葉マーク あとどれくらい かかるやら
NANA あどけない 若葉の香り 幼き手
NANA やれやれと 新茶を含み 香みる
pink 雑草と若葉の繁る庭に居り
pink さわや香なミント若葉をもらい植え
pink 新茶聞き渋味と甘味味わいて
だるま君 孫に触れ 若葉の温み 幸をみる
だるま君 団欒に 香るや新茶 弾む声
ささき 眼に若葉 遠く近くに 山鳩の声
ささき 目覚めには 香りもまぶし 新茶かな
ささき ひょうが降り 若葉も無残 ナスキュウリ
ささき 富士もよし 新茶も出番 ここずらよ
5/30 古苑 ため息かきぬ擦れの音蛍舞
クロちゃん 夏の夜に還暦祝う息子たち
ゆうこ 還暦や熟し祝いの麦の秋
博苦 還暦に贈るお祝い麦の秋
5/31 イチロー 不似合いな お寺で始めた 英語塾
てるみ 浅草もポルトガル語で四苦八苦
クロちゃん 玄関に紫陽花一輪寂しそう
古苑 紫陽花が駅までの道飾りおり
てるみ 育たないちいさな紫陽花いとおしく




































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