永遠の想い

 

 

ACTー1 新しいクラスメイト   

                                                                                    {CHAPTER・3}

 

 

そして・・・入学式の翌日・・・・・

さくらは、遅刻ぎりぎりなくらいの時間に目を覚ました。

 急いで着替えをし、下の食堂に降りた。

「おはよう・お父さん。」

と・・さくらが言い・・

「はい、おはよう・さくらさん。」

と、お父さんの藤隆さん・・

そして・・・

さくらは、急いで朝ご飯を食べ・・・

「ごひほうさまっ・・・。」

と・・さくら・・

「そんなに急いで食べて大丈夫ですか?さくらさん。」

と、お父さん

さくらは、首を2・3度、縦に振り・・・

「大丈夫だよ!じゃあ、行ってきま〜す。」

と、元気に出かけた。

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こちらは・・・小狼・・もとい、香蘭の方は・・・

朝・・・起きてすぐに・・・朝の修行と・・仕事を片付け・・・

朝食を摂る・・・・・。

「ウェイ・・今日の書類は、これだ・・。FAXで流しておいてくれ。」

「それと・・・何かあったら、携帯の方に連絡をくれ。」

と、ウェイに、言っておく香蘭・・・

「わかりました。小狼さま・・もとい、香蘭さま・・。」

と、ウェイが、言った。

そして・・昼食用のおべんとうを作る・・(それも、たくさんの)。

作りながら、香蘭は・・・ウェイに・・

「今日は、半日の日だが・・たぶん、部活の見学などもすると、思うから・・。」

「だが、夕方までには、帰る予定だから・・心配するな。」

と・香蘭・・

「わかりました。香蘭さま・・。」

と、ウェイ

そして・・・できあがったおべんとうを持って・・

「行って来るから・・。」

と、香蘭は、出かけた。

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そして・・・・・・・学校・・・・・・

早めに着いた香蘭は、とりあえず・・窓側の一番後ろの席に座り・・・

今日からの生活のことを考えていた。

「(・・・・・・・・・・・・・・・)」

時間が経ち・・・・

遅刻寸前で来たさくらは・・・知世ちゃん達の居る席を探す・・・。

窓側のあたりの席に、知世ちゃんを見つけ・・その後ろの席に座り・・

一息をついた・・・。

「ふーっ。間に合ったよ〜。よかったよ〜。」

と、さくらは、言い

「そうですわね。間に合ってよかったですわ〜。」

と、知世が言った。

「香蘭ちゃん、おはよう!」

と、さくらが笑顔で言い

「おはよう。」

と、返事を返した香蘭・・・

そして、担任の先生が来た・・・。

なんと・・・驚くことに、友枝小で、さくら達の担任だった、寺田先生だった。

「さーって、知っているやつもいるだろうが、私が担任の寺田利幸です。1年間

みなさんと、一緒に勉強します。よろしくな。」

と、自己紹介をし・・・

「では、早速・・みんなに、自己紹介してもらうからな。」

「名前と・出身校・趣味・特技など・・言ってくれな?」

「じゃあ、前の席から順に、自己紹介してもらうぞ。」

と・・・寺田先生・・・ 

そして・・・知世の出番・・・

「大道寺 知世です。友枝中から来ました。趣味は、さくらちゃんの勇姿をビデオに撮ること

特技は、歌を歌うこと・・ですわ。」

と・・知世・・

次は・・・さくらの番です。

「木之本 さくらです。友枝中から来ました。趣味は、お菓子作り

特技は、運動全般です。」

と、照れながら自己紹介した・・さくら

そして・・香蘭の出番・・・

「李 香蘭です。香港から来ました。趣味は、特になく・

特技は、武術運動全般・占いです。」

と、冷静に自己紹介した・・香蘭・・

「これで全員の自己紹介が終わったな・・・。

さて、今日は、他に委員や係を決めるのと席替えなどするからな。」

「まずは・・席替えからだな・・」

「くじ引きの要領でやるからな。」

「1番前の席のやつから順に・くじを引いてくれ。」

「でわ、始めるぞ・・。」

「席替えかあ・・・・・・・(ざわざわ・・)」

生徒たち・・がおのおので騒いでいる・・・。

こちらの2人も例外なく・・席替えについて話していた・・。

「ねぇ〜、知世ちゃん・席・・どこになるのかなぁ〜。」

「そうですわねぇ。でも、さくらちゃんとなら・どこの席でもよろしいと思いますわ。」

「そうだね・・(知世ちゃんたら・・・)」

「(このままさくらちゃんのおそばの席ならどこでもいいですわ〜)」

「香蘭ちゃんは、どこの席に座りたいかな〜?」

と、近くの席の香蘭に声をかける・・。

「そうだな・・。どこでも・・。」

そう応えた後・・口をつぐむ・・・。

その愛想のなさに・・さくらは、愛しい小狼くんのことを思い出した・・。

いつもこんな感じの受け答えで・・ろくに話をしなかったことなどを思い出す・・。

「(小狼くん・・どうしてるかな・・?元気にしてるのかな・・?)」

寂しそうにしているさくらに気がついた知世は・・

「さくらちゃん・・どうなさったのですか・・・?」

心配そうに声をかける・・・・。

「うう〜ん・・なんでもないよ〜知世ちゃん・・。」

そう応え・・首を横に振る・・・。

そんな話をしながら・・時間が経ち・・・

奈緒子ちゃん・利佳ちゃん・千春ちゃん・山崎君も席は、決まった・・。

席は、奈緒子ちゃんと利佳ちゃんが近くの席で・・・

千春ちゃんと山崎君が並んだ席に座った・・・。

「席替えって言うのはねぇ・・。」

「はい・・はい・・・」

いつものやりとりをしている・・。

これで・・友枝中から来た生徒で席が決まってないのは・・・

さくらと知世だけになった・・・・。

(香蘭も席は・・決まってい無いが・・・・・・。)

そして・・さくらの番・・・

くじを引きに行く・・。

1枚・・引いた・・。

今の座ってる席に戻って・・引いたくじの確認をする・・。

「あ〜・・窓側から2列目の1番後ろだって〜〜知世ちゃん〜〜。」

「それでは・・ここですわね・・。」

「そうみたい・・・。隣とかが決まってないみたいだけど・・・。」

「でも・・よかった〜〜。1番前とかじゃなくて〜〜。」

「次は・・私ですわね・・。」・・知世が言う・・

くじを引きに行く・・・。

引いて戻ってきて・・・

「まあ・・さくらちゃんの前の席ですわ〜〜。」

「よかったね〜〜知世ちゃん〜。」

「そうですわね。これで・・さくらちゃんの勇姿を撮り逃さなくてすみますわ〜〜。」

「・・と・・知世ちゃん・・・・。」

複雑な表情のさくら・・・・

「後は、李さんだけですわね。」

「そうだね〜。どこの席になるんだろうね〜〜。(にこっ)」

さくらは、香蘭に笑い掛ける・・・・。

思わず・・赤面になる・香蘭・・・・

「・・・・・・・・・・・」

そして・・無言・・・

そして・・・香蘭の番・・・

一応、くじを引く・・・・・。

さくらの隣の席・・・窓側の1番後ろの席だった・・・。

「・・・・隣・・・(ぼそっ)」

独りつぶやく・・・・。

「・・・?」

疑問符のさくら・・・

「ねぇ〜香蘭ちゃん〜どこなの〜〜?」

と・・いう質問・・・

「・・・木之本さんの隣・・・・」

そう言った後・・・口をつぐむ・・・。

「え・・・そうなんだぁ〜。」

「なんだかうれしいな〜♪」

そこの空気を変えてくれるさくらの微笑み・・・

空気が、がらりと変わる・・・・。

ビデオを片手に・・・

「久しぶりにさくらちゃんのすばらしい表情が撮れましたわ〜〜!」

と・・絶叫しつつ・・・

「(香蘭ちゃん・・・なんか怪しいですわ・・・)」

なんて・・思ってたりする・知世・・。

そして・・・・妄想してたりする・・・・。

「(さくらちゃんと李さんのツーショット・・おもしろそうですわ〜〜!)」

「(色々なお洋服を着て頂いて・・撮影したいですわ〜〜〜!!)」

なんて・・・心の中で思ってたり・・・・

背筋に、ぞくっとくるものを感じたさくら・・・・・・

同じく感じる香蘭・・・・・・

「(何なんだ・・・今の感覚は・・・??)」

「(何なの〜〜?今の感覚は〜〜)」

2人とも背筋がぞくぞくしてたりする・・・・。

「さ〜って・席は、決まったな。」

「移動してくれ。」

担任の寺田先生・・・・・教壇を出席簿で叩きながら・・言う・・。

(パン・パン)

「移動しようか〜〜。」

生徒たち・・・・・

「(ざわざわざわ)」

・・・・・・10分後・・・・・

移動が終わった・・・ところ

「さ〜って、次は、係と委員とかの担当を決めるぞ〜。」

「まずは、黒板に書き出すからな。」

(かきかきかき)

(カタン・・コト・・)

「さ〜・・ここに書き出した係・・委員・・やりたい奴いないか〜?」

・・・・・・・・・・・・・

「ねぇ・ねぇ〜知世ちゃんは何やるの〜〜?」

「そうですわね〜。(思案顔・・)」

「香蘭ちゃんは〜〜?」

「・・・とくには、希望ないかな・・・・。」

「さくらちゃんは、何がいいんですか?」

「私?そうだね〜〜(う〜ん)」

「さくらちゃんでしたら体育委員とかがいいんじゃありませんか?」

「う〜ん・・そうだね〜〜。」

「でも、違うのをやってみたいんだよね。」

「う〜ん・・・悩むね〜〜。」

その会話を聞いていた香蘭は・・・

「・・・文化祭実行委員・・・(ぼそっ)・・・」

小声でそうのたまわった・・・。

意外そうな顔をする、知世とさくら・・・・

「それもおもしろそうだね〜。」

「さくらちゃん、それにしたらいいんじゃないですかしら。」

「文化祭実行委員・・・よさそうじゃありません?」

「李さんもご一緒にどうですか?」

そんな提案をする知世・・・

驚いた顔で・・・・

「な・・なんで・・さくらさんと一緒なんですか・・・・?」

逆に聞いてみたりする・・・。

「それはですね〜〜!」

「なんとなくご一緒にやって頂けたらいいと感じたものですから・・・。」

と・謎の微笑みを浮かべている知世

「・・・・・・・・」

複雑な表情の香蘭・・・

そんな会話の中に、千春たちも混ざってきたりする・・・・。

「私は、図書委員がいいな・・。」奈緒子・・・

「それって奈緒子ちゃんにあってると思うよ〜♪」千春・・・

「そうだね〜。私・・学級委員・・やってみようかな・・・。」利佳・・・

「利佳ちゃん、大人っぽいし責任感もあるからいいと思うよ。学級委員・・」さくら

「学級委員とはねぇ〜(ジャン・・)」山崎くん

「はい・はい・・いいから・・嘘は、ダメだからね〜。」千春・・

「じゃあ・・僕は、学生会の役員に立候補してみようかな・・。」山崎・・

「え・・山崎君、学生会の役員に立候補するの?」千春・・・

「千春ちゃんが応援してくれればね。」山崎・・

「もう〜、山崎君たら〜〜。」千春・・・

いちゃつき始める2人

無言で・・ことの成り行きを見ている・・香蘭・・・

「ねぇ〜ねぇ〜知世ちゃんは、何の委員をやるつもりなの?」さくら・・

「そうですわね〜。私的には、放送委員なんてやってみたいと思ってますが・・。」知世

「(それで、さくらちゃんの歌を流すのですわ〜〜!)」

背筋に冷たい物を感じたさくらであった・・・。(ぞ〜っと・・・)

・・・・・・・・・・

結局・・奈緒子が図書委員・・・利佳が学級委員・・・

山崎くんが学生会の委員に・・千春も同じく・・・・

知世は、放送委員に決定した。

近いうちに、学校中をさくらの歌声が響き渡るのは間違いないだろう・・・。

そして・・・さくらは・・・

香蘭と一緒に文化祭実行委員になったのである・・・。

委員等・・決め終わって・・今日の予定は終わり・・

そうこうしてるうちに・・お昼頃・・・

今日のうちに部活の見学をしたいなと考えていたさくらだったが・・・

昼食を持ってくるのを忘れていた為・・・

「さくらちゃん・・明日にしましょう。」

と・・知世に声を掛けられるが・・・

「だって〜〜、見学しておきたい部活があるんだもん〜。」

あきらめられないさくら・・・・

「でも、昼食をお食べになりませんと・・・・。」

せっとくを試みる知世・・・

そこに・・・香蘭が言葉少な目に・・・

「私・・・多めに昼食持ってきましたけど・・・・。」

その言葉に・・みるみるうちに明るい顔になるさくら・・・

「えっ、いいの?一緒に食べても・・・?」

当然の疑問を口にする・・・。

「ええ・・・いいです・・・大道寺さんもご一緒に・・・・。」

驚いた顔で知世は・・

「よろしいんですの?ご一緒に食べさせて頂いても・・・?」

そう・・質問をする・・。

「・・・・1人では、食べきれないし・・・・」

・・・と・・いうことで・・3人は、一緒に昼食を食べることになった。

「いっただきま〜〜す♪」

笑顔のさくら・・・(にこにこ・・・)

「それでは、私もいただかせて頂きますわ〜。」

満面の笑顔のさくらを撮影しながらそう、言う知世・・・

(パクパクパク・・・・・)

「おいしいね〜♪知世ちゃん〜、香蘭ちゃん〜♪」

笑顔で食事を取りつつ・・2人に話しかけるさくら・・・

「そうですわね。とても、おいしいですわね。」

さくらにそう応えながら、さくらの撮影に余念がない、知世・

「・・・・・・・・・・」

無言で食べている・・・香蘭

「ありがとう〜♪香蘭ちゃん〜♪」

「これで今日中に、見学したかった部活見に行けるよ〜。」

満面の笑みを浮かべているさくら

「さくらちゃん、部活の見学の際は、お供させて頂きますわ〜。」

「そして、見学風景の撮影もさせてくださいね。」

両手を胸の前でくみ・・瞳を輝かせている知世・・

「と・・知世ちゃん・・・」

無言でさくらたちのやりとりを見ている香蘭・・・・

別にあきれている訳ではない・・・・・。

そして・・・20分ほどたった・・・。

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今回のチャプターでおわるつもりだったのですが・・・

次のチャプターに続きます。

次回は、部活見学編です。

でわ〜〜

次回もさくらと一緒に封印解除(レリーズ)!

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