介護の時間しらべ

【面接調査】

介護保険認定の面接調査、これについて、介護者の皆さんは、様々な思いを持っていらっしゃる事でしょう。

特に、痴呆等の精神介護を主になさっていらっしゃる方は、その介護の大変さや実際の介護の手間が、調査結果や要介護度に、なかなか反映されないもどかしさ、情けなさ、やるせなさを、強く感じていらっしゃることと思います。
時には主治医でさえ、介護の現状把握が、正確に出来ていない場合もあり、介護者は意見書の内容に疑問を抱く場合もあります。    

そういうことから、面接調査を受ける時、介護者はありのままの現状が、少しでも調査員に伝わるようにと、神経をピリピリさせながら臨むのですが。。。。
現実は、なかなか、ありのままが伝わらない事も多く、介護者の心を逆なでしたり、疲れさせてしまうものですね。

介護保険が始まる直前、(社)呆け老人を抱える家族の会 http://www.alzheimer.or.jp から、会員に向けて、痴呆の方は介護度が実際より低く認定される恐れがあるとの情報が入りました。
面接調査に向けての自衛手段として、普段の介護に、どれ程手間ひまがかかるか記録し、それを特記事項記入時に参考にして頂いたり、主治医にもそれを見て頂く事で、なかなか伝わりにくい日常を、理解する参考にして頂くことの提案がありました。    

介護保険スタート直後に比べれば、現在、少しは改善方向に向かってはいるようですが、まだまだ、納得のいくものではないようです。
在宅における「声かけ」「見守り」の大切さを、介護保険に関わる全ての方に理解して頂けるよう切望し、加えて、実態を反映した認定システムへの改善を、強く願っています。

次のページに示した表は、家族の会が行なったモデル事業に、私が、参加した時の義母の記録です。
介護の手間が、直接、間接に、どのくらいかかったかを調べる為の表です。

このような記録を、24時間、1週間にわたりつけましたところ、自分が思っていた以上に、私自身も驚く程、介護に時間が割かれていたことがわかりました。
1週間続けた理由は、曜日によってスケジュールが違い、介護の手間も違って来るからです。

私は、このような記録を、調査員の方に「特記事項を書く、参考にして下さい」と言い添えて、毎回渡していました。
義母の場合は身体機能低下が著しく、要介護5は変化しない事はわかっていても、この記録を渡さずにはいられませんでした。
日頃の介護を一瞬だけ見て、わかったように思われたくなかったからです。

そして、主治医にも記録をお渡ししたところ、その先生は、「とても参考になります。助かります。」と、おっしゃって下さり、私も、嬉しかったものでした。。。

次の表が、皆さんの介護保険、面接調査時の参考になれば、幸いです。。。m(_ _)m  


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