Aquarium report


イルカ1日トレーナー体験

三重県・鳥羽。佐田浜港から観光船で15分の所に、イルカ島と呼ばれる島が
あり、イルカショーとアシカショーが見られる。小学生の頃、イルカショーを見に
連れて行ってもらったような気がするけど、それが事実なのか、本で見たモノが
自分の記憶となってしまっているのかはっきりせず、一度攻めねばならない島
だった。

そのイルカ島で、イルカ1日トレーナー体験が出来るのを知ったのは2001年春。
都合がつかず、申し込みが出来ず悔しい思いをしたのだが、1年後、同じ告知を
Web上で発見した時には、小おどり(笑)
最初は1人で行くつもりだったんだけど、予約の電話する所でタイミングよく(?)
イルカメイツと出くわしたので、そのまま巻き込んだ。

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小雨のぱらつく6時20分に家を出て、7時10分の賢島行きへ乗り込み、車中
テンション高くなりすぎたあっしは、1人機関銃の如くしゃべり倒していた。
↓以下車内での主な発言 ↓
雨なのかなぁー、先週の竹島も帰りはパラパラしてたしなァ。今日は屋外だから困るねぇ。 限定晴れ女を名乗ってたけど返上しなきゃなんないなぁ。え?Tちゃん雨女なの? んじゃあっしの負けかー。今日は何がやらせてもらえるんだろうねぇ、あっし、餌の準備とか見たいんだけどなー。 運んだりさせてもらえないかねぇ?イルカには触れるのかしら?ま、それだけなら知多ビーで充分だけど。 何ができるのかなぁ。ショーも見れるのかな?アシカショーもあるんだよね? あ!そう言えば鳥羽まで行って、鳥羽水寄らないのもすんごいもったいないよねぇ。 時間あったら寄る?え?名港も行った事ないの?ダメじゃーん。近くからバス出てるっしょ? その気になれば、自転車でもいけるじゃん。あっし1回天気いい時に自転車で行こうと思ってるんだけど。 そうそう名港なら、いつでもお供させていただきますよー。今日はちびっと距離があるから、ハハに言ってあるけど、 最近かなり冷ややかな目で見るのよ。すいぞっかん行くって言うと(笑)んだから最近 独りで行ったのは、しみつにしてんのよ。にやにやしてっから多分バレてるだろうけど・・・

こんな調子で2時間まわりの方には、うるさくて迷惑だったでせう(爆)

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佐田浜港を9時に出港する観光船に乗り込み、イルカ島へ。
入口で1日体験の申し出をすると、
イルカ池の片隅にある、飼育の控え
室に通された。見慣れたヒトのと同じ
薬品類や沢山のイルカの写真。
机の片隅には、多分この島で水槽と
呼ぶのは、これだけであろうと思われ
る、1匹の赤いリュウキン。
緊張しているのに、物珍しいのでキョ
ロキョロしてしまう(笑)
最初にお目にかかったトレーナーさん
は、ベテランの男性トレーナーさん。
長靴と着替えを貸していただく。

ぎょ☆トレーナーさんとは別のものだが『STAFF』とバックプリントがされている。
格好が格好なので『お客さんに訊ねられる事があるかもしれません』と言われ、
びびる。
体験はam10:00〜pm2:00。
あっしたちは、早く着いてしまったのでしばらく、ボケらーっと突っ立っていると、
あっしの髪に異常に喰いつくおにいさんが。
どうやら、アシカの餌を取にいらしたトレーナーさんのようだが、長い髪が珍しい
のか『ナニそれ!ティモテやん』とアクション付きでウケている。
今まで、長さに関しては色々言われた事があったが、ティモテって・・・古ッ☆
歳がバレるよ、おにいさん(笑)
笑かしてもらったおかげで、緊張も幾分ほぐれ、今日1日あっしたちの面倒をみて
くださる、若いおねいさんトレーナーさんが餌の準備をされているのを見学。
20センチ程のサバ全てに、なにやら注射器でぷちゅーっと注入しているので
『お薬ですか?』とお尋ねすると、『真水です。イルカも真水が必要なので、
朝イチの餌にはこうやって水を入れるんです』と。
<そう言えば本で読んだ気がする。だから丸ごとなのね。>と勝手に解釈してい
たら、ここイルカ島では、常に1匹なりのサバやらスルメイカを与えていた。
ショーのご褒美って、カットされたものだと思い込んでいたので、ちょっちびっくり。

*アナウンス*
最初に言い渡されたお仕事は、ショー案内のアナウンスだった(驚)
ショーは1時間ごと。イルカ池にある左右のステージで交互に行われる為、その
ご案内をするのだ。ジャンケンで負けてしまい、あっしが最初にやらねばならなく
なった(滝汗)もちろん原稿がある。ステージの左右さえ間違えなければ、少々
噛んでも問題ないと言われたが、そーゆー問題じゃぁない(笑)
めっちゃ緊張して、原稿の何処読んでんだかわかんねー(爆)

そして、イルカショー。

あっしらは、なんもする事がないので、
大地くんと太陽くんのショーをイルカ池
の片隅で見学。
“イルカ池”ちゅーのはね、プールでなく
って、海を仕切った池だからなのね。
あっしの記憶の中のショーは、まさしく
このイルカ池。間違いない!この鉄格
子!と、記憶が間違ってなかったのが
嬉しかった(笑)
んで、ここのイルカさん達も和歌山県
太地のご出身。名港のコ達と同じなんだ。
こちらは桃太くん

そんな事を思いながら、トレーナーさんのサインを見ていると、おや?このサイン
名港とおんなし。しかも、イルカの動きもほぼ同じ・・・ちゅーのがありました。
同じ所で、最初のトレーニングをしているからなんでしょうか?それとも、サイン
ちゅーのは、基本形みたいなのがあるんでしょうかね?これはお尋ねしようと思
いつつ、すっかり舞い上がって忘れて帰ってきてしまいました。確認しそびれた
分、他所のショーを見る時、ちょっと楽しみ。


*バケツ運び*
次に行われるのはフリッパープールで、1日3回、10人ずつのお客さんが、
イルカさん達に触れられる“イルカタッチ”。憧れのみずいろ餌バケツをプールまで
運ばせてもらい、見学。イルカタッチの予約番号札の返却や、お客さんの使った
長クツの片付けをやらせて頂く。

このイルカタッチの控え室は、注意
事項の説明や長クツに履き替える為
の小さな部屋になっているのだが
壁面がフリッパープールのガラス。
作業をしていると、人懐っこい嵐くんが
寄ってくる。以前居たコは超愛想よし
だったので、ソレに比べるとねぇ・・・
ちゅーお話だったが、充分かわえぇぇ。
帽子振ると上下に左右に頭を振る。
この姿が見られただけでも、来た
甲斐があったよ(爆)


*お薬の準備*
イルカタッチが終わり、飼育の部屋に戻ると、机の上にジャラジャラと錠剤が並べ
られた。肝油・タチオン・がスター(20)。実物を触ることはないが、1日に何度も見
る薬品名にウケる我々。
この薬を扱いやすくする為、指定の数づつオブラートに包む作業だ。
数間違えちゃなんねぇと、何度も確認しながらの作業。今回やらせてもらったの
は、3種類のみだったが、机の上に置かれた投与表を覗くと、結構な数の薬品名
が並んでいた。ホントにヒトと同じだねぇ。しかも体大きい分、1回量が多いねぇ。
これを見て思ったのは、やはり飼育下ちゅーのはストレスかかるんだろうな、と。

午前中、もう1回ショーとイルカタッチがありその後、お昼休みに突入。
この休憩はあっしらだけで、トレーナーさんはショーを1回やりつつ、その間に食
事を摂られた模様。食事を持参しなかったあっしらは、食堂でお昼を食べたのだ
が、お客さんが食べられるメニューと同じものを、社員割引で食べさせていただ
いた。あっしは魚フライ定食、友人は親子丼定食をチョイスしたのだが、せっかく
だから伊勢うどんを食べればよかったなぁ・・・と、食べ始めてから思った<遅い
食事も終わり、ぼけら〜としてんのも、もったいないからアシカショーを見に。
ショープールが、島のいっちゃん上にあるので、リフトに乗っていくのだが風も強
いし、長靴がすっぽ抜けそうだし、こあいのこあくないのって(爆)


残念ながら、トレーナーさんはティモテ
のおにいさんぢゃなかったのね(笑)
1頭だけのショーだったけど、なかなか
芸達者。んで、あれ?っと思ったのが
トレーナーさんの口調。
先日見た、竹島のトレーナーさんの口
調と同じ。アシカショーも基本形がある
のかしら?


アシカのマーク


午後もショーとイルカタッチを交互に。

*餌の仕分け*
イルカたちの餌は、20センチ程の冷凍サバとスルメイカ。
運動量の多いコには大きめのサバ。運動量の少ないコには、ちっこいサバを与え
数は同じでも総量が異なるようにしてある。
その為、解凍したサバを3サイズに仕分けるお仕事がある。で、サイズ分けの際
サバにちみっとでもキズがあると廃棄される。すんごいもったいないと思ったのだ
が、サバの表皮にキズがあると、感染をおこしている可能性が高いので、イルカ
を守る為に廃棄するのだそうだ。それにイルカ自身もキズがついたものは、吐き
出しちゃうんですって。んな、訳でちびたい氷水に手突っ込みながらコレは中?
それとも大?わかんねー。を繰り返し仕分けするが、時間かかり過ぎ(爆死)
途中でベテラントレーナーさんに交代していただき、我々は、計量されたバケツを
ストック棚に収める仕事に代わりました(爆)


*イルカタッチ*
お客さんのイルカタッチの前に、あっしらも触らせていただきました。
お客さんは3人1組で、ランディングしてきた嵐くんをぺたぺた触るだけなのです
が、あっしらは、お背中ぺたぺたと尾びれもつかませてもらいました。写真もがん
がん撮ってヨシちゅー事で、交代でぺたぺたパシャパシャ(笑)特にあっしは、そ
れまでの2回、しらーん顔して、ランディングしてこなかったのりちゃんにも触れら
れたので、超ラッキー♪


    のりちゃんと                  嵐くんと


のりちゃんったら、イルカなのに泳がず漂っているんです。動かなさ過ぎて苔が生
えるほど(驚)その所為でコケって呼ばれていたらしのですが、コケじゃあまりにも
だから、海苔になったんだそうです。苔が生えるほど動かないイルカ・・・。珍しい
ちゅーか、ちっとは動けや(笑)


*洗い物*
イルカタッチが終わった時点で、強風の為、2時15分の船が最終便になるとの連
絡がありまして、後は、餌バケツやカゴの洗い物をさせていただきました。
洗剤で洗うのは、あっし。洗い流すのは友人がやっておりました。あっしは力任
せに、がしがし洗ってたんですけどね、友人は餌バケツなんで、すすぎ残しがあ
っちゃなんねぇと、かなり神経使ってました。
で、この時廃棄されるサバをミンチましーんに投入。こまっかくなってから、海に撒
き、お魚に食べてもらうんだそうです。

洗い物が終わったら、もう時間。

着替えて、終了証を頂いて、船に乗り込んだ。面白かったので、時間が短くなっちゃったのが、
とても残念でした。あー、あと餌があげられた
ら、最高だったかな(笑)ま、そのあたりは、
他所の企画に期待しまふ<まだ行く気らしい(笑)


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この、イルカ1日トレーナー体験完全無料です。完全ちゅーのは、島に渡る観光
船も無料になっちゃう。その上、アシカショーを見に行く為のリフトのチケットも。
お金払ってでも、体験してみたいヒト多いと思うんですよ。不思議で仕方なくって、トレーナーさんに お尋ねしたら『本社の指示で〜』と言うことです。うーん謎。

格好が格好なので、お客さんに捕まるかも・・・ちゅーのは、お天気がイマイチな平日 ってのもあって、全く問題なかったッス。ただ、GW以降はお客さんも多くなるので危険らしい(笑)




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