ラヴァーズ





「なあ簡雍ー。何だって蜀(こっち)ってこんなに暑い訳? 老桑村(うち)んとこ、こんな暑く無かったよなあ?」


「……そんなん言われてもなあ。俺にどーせいっつーのよ大将」


「ぱーっと涼しくなるような何か、無くない?」

 
「無いよ。大体そんなんあったら俺だってこんな苦労してねぇよ!」

 
「うわ逆ギレかよ!」

 
「アホみてーに暑いっつーのに暑さ当社比1.5倍にするよーなアホ抜かす奴が大将だって現実前にすりゃ幾ら温厚な俺でもキレるわ!」

 
「うーわあ俺様ちゃんたらすんげー言われっぷり。って誰が温厚だ誰が。お前が温厚なら人類皆菩薩だろうがよ」

 
「五月蝿え黙れ、喋れば喋るだけお前頭悪そうだから喋るなっての。……あー、そーだ。そんなに涼しくなりたけりゃ文でも書いてやろうか? 曹操宛に。褥が寂しく 御元での日日が懐かしゅう……とでも書けば直ぐにでも来てくれんじゃねえの? つーか来るな。確実に」

 
「 スミマセンワタシガワルウゴザイマシタ。いやもう想像しただけで涼しいから。つーか寒いってーか寧ろ怖いよ。つかさあ、お前フツ ー冗談でも言うか? そゆネタを」

 
「冗談だから言えんでしょ。大体俺、大将に褥が寂しいなんて思わせたことある?」


「 ばっ、お前聞かれてたらどーすんだよ! ポロっと言うなポロっと!」


「どーもしませーん。まあ、いい牽制にゃなるか?」


「なあ、一言いいか? ……俺よりお前のがアホだ。絶対」












〜ざくろゆう様より―マイナー劉備受祭・弐出展・簡雍×劉備小説〜

ざくろさまの文才がとても眩しゅうございます・・・!!
もう、何でしょうか。ほんと、どうしましょうか。この素敵話・・・!
会話だけなんですよ。会話だけなのに、彼らのいる光景がありありと目に浮かぶのです。
し、しかも祭りのあとは、前回に続きまたもや私に捧げてくださるとのこと!
遠慮なく頂いてしまいました・・・!!もう遠慮なんかするもんですか。
褥が寂しいなんて思わせたことのない簡雍の褥テクを拝見したい今日この頃です(爽笑)

ざくろゆう様、素敵小説有り難う御座いました!











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