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■ Part 2 TVの中のジュリー

TVをつけると、いつもそこは、ジュリーの世界。他の出演者たちをいつも圧倒していた。ジュリーを見つめていることが、誇らしかったのよ。うれしかったのよ。ほらね。ジュリーは素敵でしょって。(誰に言ってるんだか) ジュリーの曲は、映画のワンシーンを見ているよう。歌もさることながら、繰り広げられる異次元の世界に見惚れてた。だからこのころは、曲とビジュアルがいっしょに頭に浮かんでしまう。ちょうどベストテン番組が全盛だったころの曲たちのなかで私のお気に入りたち。

♪ジュリー ジュリー あんたの時代はよかった。男がぴかぴかの気障でいられた〜♪



「憎みきれないろくでなし」


 ♪傷つけあうのが嫌いだからと、ずるずるみんなをひきづって。
   最後にあなたはどうする どうする どうする つもり
  恋に埋もれ死ぬ気でいるの♪


ジュリーに落ちてしまった理由は、子供の頃はわからなっかった。理屈もなく心臓打ちぬかれたって感じ。でも、今になるとわかるんだなーこれが。妖しく、いかがわしく、気障なんだよ〜。うほほ。そのジュリーと初めて出会ったアタシの「初体験」がこの曲。強烈だよ。これは、もう!! 好きで好きでたまらない曲のひとつ。最初から最後までよだれがでてしまうこの曲。これはジュリーにしか歌えない曲でしょう。この曲を聴くと、たまらずうぅーんと疼いちゃう。身体が反応する。大きなポリス帽からのぞくふせめがちな目。ぴっちり皮パンツで腰をくねらせ、挑発しまくってくるジュリー。耳には安全ピン、手首にはかみそり。なんてかっこいい。20年経ってから見てもぜんぜん古くないんだよねー。やっぱりジュリーはすごい!


「時の過ぎ行くままに」

♪時の過ぎ行くままにこの身をまかせ 男と女がただよいながら
 落ちていくのも幸せだよと 二人冷たい体あわせる♪


ジュリーには悲劇がよく似合う。不幸な恋がよく似合う。せつなさをかきたてられてしまうジュリーという存在。この曲は、そんなジュリーを象徴する曲だと思う。大好きだったこの曲。おかげさまで去年の暮れに「ジュリーファン復活」を果たせたのは、長年見たくて見たくてたまらなかった「悪魔のようなあいつ」を見たから。あの当時、リアルタイムで聴けなかったこの曲。弾き語りで切なく歌うジュリー。一気にすべてがよみがえってしまったのでした。


「サムライ」


♪部屋からでたなら冷たい木枯らし。お前のからだのぬくもりが消えていく
  男はいつでも悲しいサムライ。幸せに照れてることもあるんだよ♪


ナチス風のジャケットの下には、体中に刺青のようにビーズをちりばめ、あああぁ〜あああぁ〜。と自分を抱きしめながら歌うジュリー。腰から取り出した刀を頬に近づけ、あ〜なんて悲しそうな表情。でも、心の奥底ではそうでもないような、まさに女を狂わして去っていくよな、妖しいサムライ。TVの前で息が止まったです。キャー素敵〜なんていえないぐらい、「ごくっ」って音が聴こえそうでドキドキ。夜のヒットスタジオで畳を敷き詰め歌う姿には圧巻!静まり返ったスタジオの雰囲気でそのすごさがどのくらいのものだったかわかったような気がした。


「ダーリング」


♪声を聞かせてくれ、キスを交わしてくれ、暖かい涙わけてくれ
  その声で熱くささやいてくれ ダーリング♪


セーラー服のジュリー。かわいかったよ〜。にしてもこの曲、エロいよー。「(吸う)あなたがほしい〜(吸)あなたがほしい〜(吸)・・・」息を吸って、吐いて、吸って、吐いて。これも歌詞のうち?これがゾクゾクきちゃって病はひどくなる。この曲をかけながら、足を組む練習をした。たそがれに顔を向けてみた、髪をいろっぽくかきあげてもみた。男にこんな風に懇願されるいい女になりたいと思った。思っただけだったけど(笑)


「Love〜抱きしめたい〜」


♪あなたは帰る家がある。やさしく包む人がいる。
  指輪はずして愛し合う いけない女と呼ばせたくない♪


皮のコート袖も通さず、手には包帯を巻き、人妻を思いつづけるジュリー。スタジオには雨。濡れた黒い髪をした、気障でダンディーで切ないジュリー。もう〜!いいのよー。(絶叫)ちなみにうちの母は、この曲が大好き。人妻をいけない妄想にさそってしまうのかしら。世の奥様方の不倫願望を描きたてた一曲なのでしょうか。アタシが誰かの人妻になってこの曲を聴いたらまた違った心の動きがあるかなー?そのくらいドラマに満ち溢れたこの曲。素敵〜。


「ストリッパー」

♪朝でも夜でも真昼でも恋はストリッパー。人生のステージ♪
♪俺のすべてを見せてやる。お前のすべてがみたい〜♪


風が吹く中、キンキラ衣装に長いスカーフをなびかせ、激しく歌ってた。でもそれよりも、Gジャンにスカーフを巻いてた、レコードジャケットの衣装のほうがアタシ的にはすきだったな。どすぐろい口紅塗ってね。こんなに妖しくっていいのかしら〜。最初のドラムがドコドコなった瞬間に胸が弾み、ギターがチープな音を立てると、胸がきしみ、ジュリーの声を聴くと、疼いちゃう。そんな曲。ストリッパーのアルバムもむちゃむちゃかっこいいロックしてる〜。


ハチマキまいてもかっこいい?

「6番目のユウウツ」

♪毎日 僕 眠れな〜い やるせない。 毎日 僕 生きてな〜い 愛せない
  あなたを抱いても、誰かを抱いても ユウウツだよ〜♪


ルージュを指でぬぐうしぐさは、妖しかった〜。しかも途中で、笑うのよ。自分のおろかさを笑ってるみたいに。ナルシスト+マザコンの歌を歌ってもかっこいいのはジュリーぐらい?って思ってしまう。出だしの女性コーラスがなに言っているのか、さっぱりわからず、何回も何回もレコードを聞いた。どうしても知りたかったその歌詞(?) ベストテンかなんかの時に「 I don't need your love at all, love at all, love at all」ってことが判明。それ以来、英語の構文で「否定語+at all」を見つけると、こぶしを振り上げて「ハ!ハ!ハ!」って絵が頭に浮かぶのよ。そんなことでもジュリーを思い出してしまうんだから、勉強しろよーっ。相当狂ってますね。アタシ。


まだまだ続く・・・・?続けていい?

じゃー、Part 3 に行って見ましょうか〜


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